農園では果物狩りができるほか、さまざまな手作り体験プログラムも実施している。現場で取れたてのフルーツを使い、ジュースやジャム、シロップ漬け、ドライフルーツを作り、入園者が自分で手を動かして手作りの楽しさを味わうことができる。また、地場産業や地元ならではの食文化、宿泊施設、エコツアー、歴史・文化のガイドなどと合わせ、訪れた人は素晴らしい自然の中で果物狩りを楽しめるほか、その土地により深く触れることもできる。

観光農園はほとんどが、果物が8割~9割程度熟したときになってから、開放される。つまり、このタイミングでは果実が大地の恵みをいっぱいに蓄え、これを自ら採って食べると取り分けおいしい。フルーツを摘む楽しさと達成感に加え、めったに体験できない田舎の生活に触れ、自然や生態系に関する知識も吸収することができるのである。
台湾は、さまざまな種類のおいしい果物であふれている。どの季節に訪れても、おいしいフルーツがたっぷり楽しめる、観光農園を一度尋ねてみてはいかがだろうか。